何もかもNo problem


This photo of Chill Out Hut is courtesy of TripAdvisor

 留学先のスイスでレナト・フレイ氏と知り合いイギリスで結婚して長男を出産した通子さん。のちにアメリカに渡り、レストラン経営を手伝い、家族3人で日本に10年住んだ後、ただ今、ジャマイカで仕事中。

「ジャマイカには2010 年4月から両親のビジネスを手伝うために来ました。娘2人と息子2人の6人家族です」

通子さんの学歴は実にインターナショナルだ。情報ビジネス専門学校卒業の後、ニュージーランドに英語留学。その後、スイスの観光ビジネス学校に入り、観光学を学んでいたが、そこでホテルビジネスを学んでいるレナトさんと知り合った。彼がManchester Metropolitan Universityで勉強するためにイギリスにわたり、そこで結婚して長男を出産。「学生保険で出産費用は無料。2人で育てました、彼は学生で、夜泣きする息子を見ながら勉強していましたが、よく面倒を見てくれたので、子育てに不安は全然ありませんでしたね」。日本でイクメンという言葉がはやる前、ごく自然にレナトさんは、子育てをしていた。「学生と子育て。そうなったら、そうなったで、受け入れます」。サバサバした通子さんの答えはいつも明解なのだ。

親の仕事、両替え所とレストラン経営を手伝うためにジャマイカに移って8年が過ぎた。「表現の仕方が違うのだから、悩んでも仕方ない。“なんで頻繁に電気が消えるの?何でみんな約束に遅れて来るの?”そういう類の事は、考えても言ってもしょうがない。考え方ひとつでラクになるんですね。自分が変わる事を学びましたね」

両替所経営の難しさを聞いてみた。アメリカドル、ユーロ、英国ポンド、ケイマンドル、カナダドルなどが多く両替されるそうだ。「日本円を持って来た日本人旅行者には、円を受け取っても売るところがないから、銀行に行ってとすすめます。空港内の銀行両替所は日本円の両替率がよくないので、おすすめしたくないのでアメリカドルを持参した方がいいですね。だけど、何かでトラブっている日本人のお客様には出来る限りお手伝いします。住んでいるとお薦めの観光スポットのどこがいいかなんて、くわしくありません。ジャマイカ大好きとかレゲエ大好きでもない私なので特別な事は何も言えません」。通子さんは、世界どこでもその土地の習慣を受け入れ、なじんでいっている。ジャマイカでの暮らしやすさは、「息苦しさがないところ。何もかもNo problemでいられることかしら」

肩に力をいれないで、ジャマイカの毎日を暮らしている通子さんは「たまに日本語だけで思う存分おしゃべりしたくなる」と言って笑った。レナトさんは、ロングベイでレストランChill out Hutを経営している。二人は別々な場所で仕事をしながら、子育てはしっかり二人でして、ようやく手がかからなくなる年齢に成長したそうだ。

Cambio King & Chill out Hut

Cambio King
Shop 1A
Casa Montego Arcade
Gloucester Avenue,Montego Bay
TEL:876-971-4003
8:30 –5:30

Chill out Hut
Long Bay,Greenwood
Montego Bay
TEL:876-620-8720


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