ジャマイカのナショナルヒーローの1人、クイーン・ナニー(Queen Nanny)を紹介するカンファレンスが10月14日(月・祝)に新宿中央公園にあるエコギャラリー新宿にて開催されました。
アシャンティ(現ガーナ)から連れてこられたナニー自身も奴隷であったものの、ブルーマウンテン山脈にあるポートランドに兄弟と逃げ、その後はイギリス軍と戦うマルーンのリーダーとなり黒人奴隷の解放に貢献しました。狭いながらも自治区を勝ち取り後に続く黒人奴隷解放戦争の礎となった女性です。マルーンとはスペイン語で「逃げた奴隷」をいいます。
主催はQueen Nanni Projectのマカラフィン(Mr. Dave Mackaruffin)氏。マカラフィンさんもお母様がマルーンを先祖に持つご出身です。
Institute of Jamaica (ジャマイカの歴史やアート、博物館・美術館を管理する国の機関)の所長、マルーンを先祖にもつMr. Vivian Crawfordをジャマイカからお招きし、ナニーの功績を講話していただきました。
NPOジャマイカ情報センターからはレノックス副理事がジャマイカ500年の歴史を短く紹介しました。
その他、ジャマイカレゲエキッズダンス、アフリカダンス、アフリカの楽器でのミニコンサートが催され、参加者の皆さんが大いに楽しんだ会となりました。
2020年はクイーン・ナニ・フェスティバルとして東京で大きく開催される予定です。
C. P. リカルド・アリコック駐日ジャマイカ大使
キッズダンスを楽しむ(左)クラウフォード所長、駐日ジャマイカ大使、ガーナ大臣、エチオピア大臣
Institute of Jamaica クラウフォード所長
NPOジャマイカ情報センター レノックス副理事
アフリカの楽曲にあわせたダイナミックなアフリカンダンス
アフリカの楽曲にあわせたダイナミックなアフリカンダンス
主催者マカラフィン氏