鳥取県とジャマイカのつながり

ジャマイカのウエストモアランド県と姉妹提携

鳥取県は2007年の世界陸上大阪大会、2015年の世界陸上北京大会開催時、
ジャマイカ代表陸上チームの事前合宿を受け入れました。
この2度にわたる受け入れを通じ、ジャマイカは鳥取県民にとって印象深い国となったところ、
2015年8月に在ジャマイカ日本国大使館を経由して、ジャマイカ西端に位置するウェストモアランド県から書簡が届きました。
書簡には、鳥取県がジャマイカ陸上チームの事前合宿地に選ばれていること、ウェストモアランド県と同じく、
豊かな歴史的、文化的遺産を有し、美しい海と新鮮な魚介類があることを挙げ、
鳥取県との姉妹都市提携を希望することが書かれていました。
こうした経緯から、2016年3月に、ウェストモアランド県のバーテル・モーア(Bertel Moore)知事が
鳥取県を訪問し、姉妹提携を締結しました。

ジャマイカとの交流

2016年4月には、ジャマイカ陸上競技連盟(JAAA)のウォーレン・ブレイク(Warren Blake)会長と
ガース・ゲイル(Garth Gayle)専務理事が鳥取県を訪れ、鳥取陸上競技協会と陸上交流の覚書を交わしました。
翌5月には鳥取陸上競技協会の浜崎晋一会長ほか一行がジャマイカを訪問。
JAAAと友好団体提携を締結したほか、ジャマイカオリンピック協会(JOA)の
マイケル・フェンネル(Michael S. Fennell)会長(当時)と会談して2020年東京五輪の際の鳥取キャンプ実施について要望、
同年7月には平井伸治鳥取県知事がジャマイカを訪問し、キャンプ誘致運動を活発化させました。
また、スポーツ交流の一環として、相互のマラソン選手相互派遣交流も始まりました。
2016年12月には、その年の「鳥取マラソン」優勝者の谷口晃太選手がウェストモアランド県のネグリルで毎年開催される
「レゲエ・マラソン」に初参戦し男子の部優勝。2017年12月には、同じくその年の鳥取マラソン優勝者の池本大介選手が
男子の部で優勝したほか、塩見志保選手が女子の部で優勝するなど、鳥取県から派遣した選手が活躍しています。
一方、鳥取マラソンへも、レゲエ・マラソン上位入賞者が派遣されています。
2017年3月には、レゲエ・マラソンの上位入賞者でネグリル在住のコートニー・ジャレット(Courtney・Jarrett)選手が
鳥取マラソンに参加、翌2018年には、ジャマイカからウインスロープ・ウェリントン(Winthrope Wellington)選手が参戦して、
3時間19分39秒の自己ベストを更新しました。
さらに、青少年交流や自治体職員協力交流事業の一環として、ウェストモアランド県職員を研修員として受入れてきました。
2016年度はタマラ・キャンベル(Tamara Campbell)さん、2017年度はジョディアン・ムンロー(Jodyann Munroe)さんがそれぞれ来県し、
希望分野で研修を行いつつ、国際交流関係のイベントで母国の紹介をするなど積極的に活動し、多くの県民と触れ合いました。
こうした数々の交流の積み重ねが実り、2017年11月、鳥取県は鳥取市、鳥取陸上競技協会とともに、JOA及びジャマイカパラリンピック協会と
2020年ジャマイカ代表選手団事前キャンプ実施に係る包括協定を締結したのです。

2020年にむかってジャマイカと鳥取県の関係はより強くなり、相互の人的交流も活発になります。JICでもお手伝いをしながら、
絆を深めていきます。このページが、とっとりとジャマイカの情報広場です。

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